【マイクラ】「氷ボート」はなぜ速いのか、その理由をあなたは知っていますか?
2022/07/03
今では当たり前の移動手段となっている「氷ボート」ですが、その速さの理由まで知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は長年疑問に感じていた氷ボートの速さについて、自分なりに調べてみた結果をまとめてみました。
突然ですが、皆さんは疑問に感じたことを解決せずにはいられないタイプでしょうか、それとも疑問のままでも気にならないタイプでしょうか。
私はどちらかというと前者で、疑問に感じたことは調べないと気が済まないタイプです。
自分なりに調べたり試してみたりして、きちんと解決しないにしても何らかの形で納得したいんですよね。
そんな私ですが、長年マインクラフトをプレイしていて、ずっと疑問に感じていることがありました。
それは「氷ボートはなぜ速いのか」ということです。
「氷ボート」というのは、マインクラフトにおける移動手段の1つです。
敷き詰められた 、 、 の上でボートに乗ると高速で移動できるというもので、長距離をひたすらに真っすぐ移動する際には欠かせないテクニックですよね。
今では当たり前のように使われている移動手段ですが、実はこの「氷ボート」が出来るようになったのはバージョン 1.9からなのです。
バージョン 1.9のテスト版となるスナップショット 16w05aにてこのテクニックが発見され、発見された当初は不具合として報告されていました。
冷静に考えてみたら、水の上でボートに乗るより氷の上で乗った方が速く移動できるなんておかしな話ですからね。
しかし氷ボートはついぞ修正されることはなく、2019年2月15日に「意図した通りに機能する」として、不具合ではなく仕様という扱いに落ち着きました。
実際、氷の上でボートに乗るとどれくらい速く移動できるのでしょうか。
水の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は8ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに8ブロックずつ進んでいきます。
氷、氷塊の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は40ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに40ブロックずつ進んでいきます。
これは、水の上を移動するより5倍も速く移動できるスピードとなります。
不具合と言われても仕方のない速さですね。
青氷の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は驚異の72ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに72ブロックずつ進んでいきます。
これは、水の上を移動するより9倍も速く移動できるスピードとなります。
72ブロック/秒は時速に換算すると約260km/hとなり、旧来の新幹線が出せる速度と同じです。
新幹線に匹敵するスピードを手こぎボートで出せるスティーブは、やはり超人と言わざるを得ないでしょう。
と、少々話が脱線してしまいましたが(新幹線だけに)、ここからはいよいよ今回の記事の主題となる「氷ボートはなぜ速いのか」という話に入っていきます。
と言ってもまあ特に深い理由があったりするわけではなく、結論から言ってしまうと、氷や青氷には高い摩擦力が設定されているから、というだけなのです。
この1文だけだと皆さんもまだ「納得」できないでしょうから、もう少し詳細にお話しします。
マインクラフトのブロックには目に見えない様々な数値が設定されています。
具体的には破壊速度や爆破耐性などですが、そのうちの1つが先ほど言った「摩擦力(friction)」になります。
摩擦力は上に乗っているエンティティの移動に影響を及ぼす値です。
ブロックごとにそれぞれ0.6~1.0までの数値が設定されており、この数値が高ければ高いほど上に乗ったエンティティはツルツルと滑ってしまいます。
ほとんどのブロックは0.6という数値が設定されていますが、氷、氷塊は0.98という数値が設定されており、青氷に関しては0.989という高い数値が設定されています。
本来の意味合いであれば、摩擦力が大きくなればなるほど滑りにくくなっていきそうですが、マインクラフトにおいては数値が高くなればなるほど摩擦が無くなっていきます。
察しの良い方は気付かれている頃だと思いますが、この摩擦力の数値はボートの移動時にも使用されます。
摩擦力が高ければ高いほどボートの加速度や最高速度が上がっていき、減速度は下がっていきます。
摩擦力の数値が高ければ高いほど速く、少しの移動(キー入力)で遠くまで移動できるというわけです。
試しにブロックの摩擦力を1.0にしてボートに乗ったところ、減速せずにスーッと滑っていく未来の乗り物に早変わりしました。
摩擦力が1.0以上になると、減速度が無くなってしまうのです。
また、ブロックの摩擦力を1.0より大きくしてみたところ、少しのキー入力でどんどん加速していき、最終的には追いつかなくなってマインクラフトが壊れてしまいました。
これ以上はもうどれだけ早くマインクラフトが壊れるかの違いでしかないので、摩擦力を増やすのはこのくらいにしておきましょう。
最後に「氷ボートはなぜ速いのか」の理由を要約しておきます。
ボートはブロックの摩擦力が高ければ高いほど速く移動でき、氷や氷塊、青氷には高い摩擦力が設定されているため、これらのブロックの上を高速で移動できる、という事でした。
ちなみにですが、水に浮かんだボートには常に0.9の摩擦力が働いています。
氷や氷塊、青氷よりも摩擦力の数値が低いため、この3つのブロックの方が速く移動できるんですね。
(2022/07/03 追記)
情報元:
https://minecraft.fandom.com/wiki/Transportation
マインクラフトのプログラム
私はどちらかというと前者で、疑問に感じたことは調べないと気が済まないタイプです。
自分なりに調べたり試してみたりして、きちんと解決しないにしても何らかの形で納得したいんですよね。
そんな私ですが、長年マインクラフトをプレイしていて、ずっと疑問に感じていることがありました。
それは「氷ボートはなぜ速いのか」ということです。

「氷ボート」というのは、マインクラフトにおける移動手段の1つです。
敷き詰められた 、 、 の上でボートに乗ると高速で移動できるというもので、長距離をひたすらに真っすぐ移動する際には欠かせないテクニックですよね。

今では当たり前のように使われている移動手段ですが、実はこの「氷ボート」が出来るようになったのはバージョン 1.9からなのです。
バージョン 1.9のテスト版となるスナップショット 16w05aにてこのテクニックが発見され、発見された当初は不具合として報告されていました。
冷静に考えてみたら、水の上でボートに乗るより氷の上で乗った方が速く移動できるなんておかしな話ですからね。
しかし氷ボートはついぞ修正されることはなく、2019年2月15日に「意図した通りに機能する」として、不具合ではなく仕様という扱いに落ち着きました。

実際、氷の上でボートに乗るとどれくらい速く移動できるのでしょうか。
水の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は8ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに8ブロックずつ進んでいきます。
氷、氷塊の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は40ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに40ブロックずつ進んでいきます。
これは、水の上を移動するより5倍も速く移動できるスピードとなります。
不具合と言われても仕方のない速さですね。
青氷の上でボートに乗った場合、移動速度の最高は驚異の72ブロック/秒です。
最高速度を維持し続ければ、1秒ごとに72ブロックずつ進んでいきます。
これは、水の上を移動するより9倍も速く移動できるスピードとなります。
72ブロック/秒は時速に換算すると約260km/hとなり、旧来の新幹線が出せる速度と同じです。
新幹線に匹敵するスピードを手こぎボートで出せるスティーブは、やはり超人と言わざるを得ないでしょう。
と、少々話が脱線してしまいましたが(新幹線だけに)、ここからはいよいよ今回の記事の主題となる「氷ボートはなぜ速いのか」という話に入っていきます。
と言ってもまあ特に深い理由があったりするわけではなく、結論から言ってしまうと、氷や青氷には高い摩擦力が設定されているから、というだけなのです。
この1文だけだと皆さんもまだ「納得」できないでしょうから、もう少し詳細にお話しします。

マインクラフトのブロックには目に見えない様々な数値が設定されています。
具体的には破壊速度や爆破耐性などですが、そのうちの1つが先ほど言った「摩擦力(friction)」になります。
摩擦力は上に乗っているエンティティの移動に影響を及ぼす値です。
ブロックごとにそれぞれ0.6~1.0までの数値が設定されており、この数値が高ければ高いほど上に乗ったエンティティはツルツルと滑ってしまいます。
ほとんどのブロックは0.6という数値が設定されていますが、氷、氷塊は0.98という数値が設定されており、青氷に関しては0.989という高い数値が設定されています。
本来の意味合いであれば、摩擦力が大きくなればなるほど滑りにくくなっていきそうですが、マインクラフトにおいては数値が高くなればなるほど摩擦が無くなっていきます。
摩擦力が高ければ高いほどボートの加速度や最高速度が上がっていき、減速度は下がっていきます。
摩擦力の数値が高ければ高いほど速く、少しの移動(キー入力)で遠くまで移動できるというわけです。
試しにブロックの摩擦力を1.0にしてボートに乗ったところ、減速せずにスーッと滑っていく未来の乗り物に早変わりしました。
摩擦力が1.0以上になると、減速度が無くなってしまうのです。
また、ブロックの摩擦力を1.0より大きくしてみたところ、少しのキー入力でどんどん加速していき、最終的には追いつかなくなってマインクラフトが壊れてしまいました。
これ以上はもうどれだけ早くマインクラフトが壊れるかの違いでしかないので、摩擦力を増やすのはこのくらいにしておきましょう。

最後に「氷ボートはなぜ速いのか」の理由を要約しておきます。
ボートはブロックの摩擦力が高ければ高いほど速く移動でき、氷や氷塊、青氷には高い摩擦力が設定されているため、これらのブロックの上を高速で移動できる、という事でした。
ちなみにですが、水に浮かんだボートには常に0.9の摩擦力が働いています。
氷や氷塊、青氷よりも摩擦力の数値が低いため、この3つのブロックの方が速く移動できるんですね。
(2022/07/03 追記)
情報元:
https://minecraft.fandom.com/wiki/Transportation
マインクラフトのプログラム
日本語で「摩擦力が高い」ってのは滑りにくいって意味だから、
数値が上がるほど滑りやすくなるステータス名は「非摩擦率」とか「非摩擦抵抗」とかのほうが正しい気がするね
ジャリーマさんに言うことってよりかモーャンに言うべきことなんだけど