【マイクラ】10年以上存在していた「ブロックやドア越しに攻撃される」不具合が修正。攻撃の当たり判定がより正確になった。
2023/08/18
ドア越しにゾンビに攻撃された、ブロック越しにクモに攻撃された、そんなマインクラフトのガバガバ攻撃判定もバージョン 1.20.2からは正確になるかもしれません。
10年以上放置されていた不具合にようやく修正のメスが入りました。

本日、バージョン 1.20.2のテスト版となる、スナップショット 23w33aがリリースされました。
このバージョンではモブの攻撃範囲(判定)に修正が入り、モブの当たり判定とプレイヤーの当たり判定が重なっていなければダメージを受けないようになりました。
その言い方だと当たり判定が重なっていないのにダメージを受けていたように聞こえるけど?と思われるかもしれませんが、実際に今まではそうでした。
や を間に挟んでいるにもかかわらず、モブから攻撃された経験は誰しもあるはずです。

まだあまりピンと来ていない方のためにも、具体的な状況を再現してみましょう。
四方を任意のブロックで固めて、その中心に敵対モブが入っているというシチュエーションです。
トラップなどで敵対モブを1箇所に集める場合、画像のようなブロックの配置になることが多いのではないでしょうか。

ブロックとブロックの間、中に入っているモブと斜めの位置に立ちます。
通常時は何てことないのですが、敵対状態になると攻撃が当たり、ダメージを受けてしまいました。
敵対モブとプレイヤーの間に壁となるブロックがあるにもかかわらず、攻撃が当たってしまうのです。

何故このようなことが起きてしまうのか、その原因は「モブの攻撃判定の処理」にあります。
モブが攻撃する場合、攻撃対象が自身の攻撃範囲内にいるかどうかをチェックし、範囲内にいるのであればダメージを与える処理になっているのですが、それ以外の要因は全く考慮されません。
攻撃対象が攻撃の範囲内に入っていたら、モブと攻撃対象の間に他のモブがいようがブロックがあろうが、関係なくダメージを与える処理になっていたのです。
加えて、攻撃の範囲はモブの横幅で決まるので、横幅の大きなクモやラベジャーはかなりインチキ臭い攻撃判定を持っていました。
これが、某狩りゲーのガノトトスもびっくりのブロック越し異次元攻撃の正体だったわけですね。

ラベジャーに関してはさらに悪質(?)で、敵対している間は下方向にも攻撃判定を伸ばしてブロック越しにダメージを与えてきます。
もはや判定が強いとかいうレベルではありません。
安全な場所に逃げ込んだと思っていたら天井越しに攻撃されて死んだなんて、とても令和のゲームとは思えません。

そんなこんなで修正された「モブの攻撃判定の処理」ですが、判定が正確になったということは必ずしもメリットばかりというわけではありません。
画像のような例が分かりやすいですが、今までは1.5ブロック高い場所にいればエンダーマンの攻撃は当たらなかったのですが、今後はその高さが3ブロックになります。
考えてみれば当たり前なのですが、エンダーマンの高さが3ブロックなので、エンダーマンがいる位置よりも3ブロック以上高い場所でないと攻撃が届いてしまうわけです。
エンダーマンと敵対した際にブロックを積み上げていた方は、今後は3ブロック以上必要だということを覚えておきましょう。
改めて見るとかなり致命的な不具合のように思えますが、こんな不具合が10年以上も存在していたのです。

あからさまに不具合だと分かるので他の不具合とは少し毛色が異なるのですが、10年以上も放置されていたのでこのシリーズに追加しても良いかなと。
それにしても、最近はかなりの頻度で昔の有名な不具合が修正されていっていますね。
修正されるたびにそんなこともあったなあと感慨深い気持ちになります。
情報元:
https://www.minecraft.net/en-us/article/minecraft-snapshot-23w33a
すげーえわかりやすいしところどころのおふざけ表現ほんとすこ