【マイクラ】規則正しい生活を送っていると雨が降らなくなっていた話
2021/11/07
バージョン 1.18のアップデート内容を見ていたら興味深い内容があったので記事にしてみました。
皆さんがふとした瞬間に覚えていた違和感が解消されるかもしれません。
長いことマイクラ内で生活しているけど、このワールドでは雷雨に遭遇したことがないなあ。
雷雨どころか、雨が降ることもほとんどないなあ。
皆さんはこんな経験ありませんか?
マイクラ内では結構な日数を過ごしているはずなのに、雨の降る気配が一向にない。
かと思いきや、長時間作業をしていると思い出したかのように雨が降ってきた。
今までは偶然降らなかっただけだったのか、と。
――それは本当に偶然だったのでしょうか?
先日リリースされたSnapshot 21w44aにて、以下の不具合が修正されました。
Sleeping always resets time until rain
https://bugs.mojang.com/browse/MC-63340
タイトルや中身を見て既に内容を把握できた方もいるとは思いますが、順を追って説明していきます。
まずはこの不具合を説明通りに再現してみましょう。
(1) コマンドを使用して天気を「晴れ」状態にリセットします。
(2) Escキーを押すなどしてワールドの状態を保存し、level.datファイルをNBTExplorer等の外部ソフトで開いて、「rainTime」と「thunderTime」の値を確認します。
(3) コマンドを使用して時間を「夜」にします。
(4) ベッドで眠り、起きるまで待ちます。
(5) 起きた(朝を迎えた)後にlevel.datファイルの「rainTime」と「thunderTime」を確認します。
手順(2)で確認した時と数値が変わっていますね。
この手順(2)から(5)を何度か繰り返しましたが、繰り返すたびに新しい数値が「rainTime」と「thunderTime」のそれぞれに設定されていました。
この、『プレイヤーがベッドで寝るたびに「rainTime」と「thunderTime」の数値が新しく割り振られる』というところが今回の話のミソとなります。
そもそも、level.datの「rainTime」と「thunderTime」というのは何なのでしょうか。
「rainTime」は天候が雨になるまでの残り時間で、「thunderTime」は天候が雷雨になるまでの残り時間です。
時間と言っても現実世界のような分とか秒とかの単位ではなく、マイクラ世界特有の単位である「tick(ティック)」でカウントされます。
詳細な説明は省きますが、基本的には現実世界での1秒=マイクラ世界での20ティックとなります。
ティックという単位は正確には時間の単位ではないのですが、その方が分かりやすいので今回は時間単位のように扱います。
先ほどlevel.datで「rainTime」を確認した際に25047という数値が設定されていましたが、この数値は単位がティックとなっており、現実世界の時間に換算すると約1252秒(21分くらい)が設定されていたことになります。
マイクラ内で時間が経てば経つほど「rainTime」と「thunderTime」の数値も減っていき、0になると天候が雨や雷雨に切り替わるのです。
今回の例で見ると、25047ティック(=21分くらい)をマイクラ世界で過ごしていると天候が雨に切り替わるわけです。
勘の鋭い方だともうそろそろ気付かれている頃かもしれませんが、もう少しだけ続きます。
少し話がそれてしまいますが、マイクラ内での1日の時間は現実世界での20分にあたります。
マイクラ世界の単位であるティックに換算すると24000ティックですね。
マイクラ世界では0ティックから1日が始まり、12000ティックくらいから夜になり、この時点でベッドで眠れるようになります。
眠らないままでいるとティックもどんどん経過していき、24000ティックまで到達すると次の1日に切り替わります。
話を戻します。
不具合の確認手順の最後に強調していましたが、「rainTime」と「thunderTime」はプレイヤーがベッドで寝るたびに新しい数値が割り振られます。
そして、先ほどお話しした通り、プレイヤーがベッドで眠れるようになるのは1日が始まって12000ティック(=10分くらい)が経過した頃です。
何となく話の全体が見えてきた頃かと思われますが、つまり、『毎日夜になるたびにすぐにベッドで眠っていると12000ティックしか経過せず、「rainTime」や「thunderTime」の数値が0になる前に新しい数値が割り振られてしまい、天候が雨や雷雨に切り替わるタイミングを逃していた』のです。
もっと簡単に言うと、プレイヤーがベッドで寝るたびに雨や雷雨になるまでの残り時間が再設定されて、その再設定された残り時間はプレイヤーが眠れるようになるまでの時間よりも長い、といったところでしょうか。
実はこの不具合、バージョン 1.7.10から確認されていたようで、それがようやくバージョン 1.18にて修正される運びとなったようです。
バージョン 1.17では雷雨がトリガーとなる銅ブロック関連の追加がありましたが、それがこの不具合の修正を促すことになったのでしょうか。
バージョン 1.18からはベッドで眠っても「rainTime」と「thunderTime」は再設定されなくなり、いつかは必ず雨や雷雨に切り替わるようになりました。
夜が来るたびに規則正しくベッドで眠っているプレイヤーのワールドでも、雨や雷雨がきちんと見られるようになったわけですね。
情報元:
https://minecraft.fandom.com/wiki/Java_Edition_1.18
雷雨どころか、雨が降ることもほとんどないなあ。
皆さんはこんな経験ありませんか?
マイクラ内では結構な日数を過ごしているはずなのに、雨の降る気配が一向にない。
かと思いきや、長時間作業をしていると思い出したかのように雨が降ってきた。
今までは偶然降らなかっただけだったのか、と。
――それは本当に偶然だったのでしょうか?

先日リリースされたSnapshot 21w44aにて、以下の不具合が修正されました。
Sleeping always resets time until rain
https://bugs.mojang.com/browse/MC-63340
タイトルや中身を見て既に内容を把握できた方もいるとは思いますが、順を追って説明していきます。
まずはこの不具合を説明通りに再現してみましょう。
(1) コマンドを使用して天気を「晴れ」状態にリセットします。

(2) Escキーを押すなどしてワールドの状態を保存し、level.datファイルをNBTExplorer等の外部ソフトで開いて、「rainTime」と「thunderTime」の値を確認します。
(3) コマンドを使用して時間を「夜」にします。
(4) ベッドで眠り、起きるまで待ちます。

(5) 起きた(朝を迎えた)後にlevel.datファイルの「rainTime」と「thunderTime」を確認します。
手順(2)で確認した時と数値が変わっていますね。
この手順(2)から(5)を何度か繰り返しましたが、繰り返すたびに新しい数値が「rainTime」と「thunderTime」のそれぞれに設定されていました。
この、『プレイヤーがベッドで寝るたびに「rainTime」と「thunderTime」の数値が新しく割り振られる』というところが今回の話のミソとなります。

そもそも、level.datの「rainTime」と「thunderTime」というのは何なのでしょうか。
「rainTime」は天候が雨になるまでの残り時間で、「thunderTime」は天候が雷雨になるまでの残り時間です。
時間と言っても現実世界のような分とか秒とかの単位ではなく、マイクラ世界特有の単位である「tick(ティック)」でカウントされます。
詳細な説明は省きますが、基本的には現実世界での1秒=マイクラ世界での20ティックとなります。
ティックという単位は正確には時間の単位ではないのですが、その方が分かりやすいので今回は時間単位のように扱います。
先ほどlevel.datで「rainTime」を確認した際に25047という数値が設定されていましたが、この数値は単位がティックとなっており、現実世界の時間に換算すると約1252秒(21分くらい)が設定されていたことになります。
マイクラ内で時間が経てば経つほど「rainTime」と「thunderTime」の数値も減っていき、0になると天候が雨や雷雨に切り替わるのです。
今回の例で見ると、25047ティック(=21分くらい)をマイクラ世界で過ごしていると天候が雨に切り替わるわけです。
勘の鋭い方だともうそろそろ気付かれている頃かもしれませんが、もう少しだけ続きます。
少し話がそれてしまいますが、マイクラ内での1日の時間は現実世界での20分にあたります。
マイクラ世界の単位であるティックに換算すると24000ティックですね。
マイクラ世界では0ティックから1日が始まり、12000ティックくらいから夜になり、この時点でベッドで眠れるようになります。
眠らないままでいるとティックもどんどん経過していき、24000ティックまで到達すると次の1日に切り替わります。
話を戻します。
不具合の確認手順の最後に強調していましたが、「rainTime」と「thunderTime」はプレイヤーがベッドで寝るたびに新しい数値が割り振られます。
そして、先ほどお話しした通り、プレイヤーがベッドで眠れるようになるのは1日が始まって12000ティック(=10分くらい)が経過した頃です。

何となく話の全体が見えてきた頃かと思われますが、つまり、『毎日夜になるたびにすぐにベッドで眠っていると12000ティックしか経過せず、「rainTime」や「thunderTime」の数値が0になる前に新しい数値が割り振られてしまい、天候が雨や雷雨に切り替わるタイミングを逃していた』のです。
もっと簡単に言うと、プレイヤーがベッドで寝るたびに雨や雷雨になるまでの残り時間が再設定されて、その再設定された残り時間はプレイヤーが眠れるようになるまでの時間よりも長い、といったところでしょうか。

実はこの不具合、バージョン 1.7.10から確認されていたようで、それがようやくバージョン 1.18にて修正される運びとなったようです。
バージョン 1.17では雷雨がトリガーとなる銅ブロック関連の追加がありましたが、それがこの不具合の修正を促すことになったのでしょうか。
バージョン 1.18からはベッドで眠っても「rainTime」と「thunderTime」は再設定されなくなり、いつかは必ず雨や雷雨に切り替わるようになりました。
夜が来るたびに規則正しくベッドで眠っているプレイヤーのワールドでも、雨や雷雨がきちんと見られるようになったわけですね。
情報元:
https://minecraft.fandom.com/wiki/Java_Edition_1.18