【マイクラ】削除された要素の紹介 「剣でのガード機能」編
2023/03/19
スナップショット(アップデート前のテストリリース)やアップデートにて一度は実装されたものの、その後のスナップショットやアップデートの際に削除あるいは変更されてしまったアイテムやモブなどに思いを馳せる記事。
第5回は「剣でのガード機能」です。
が初めて実装されたのは2011年9月14日、まだマインクラフトがベータ版だった頃の、ベータバージョン 1.8でした。
ベータ 1.8は と題されたアップデートとなっており、今ではお馴染みの や 、敵モブの などもこの時に実装されました。
剣のガード機能とは、文字通りに で「ガード」できる機能のことです。
この剣というのは、どの剣でも構いません。
でも でも、 でも でも でも、剣だったら何でも良かったのです。
剣を手に持ち、マウスの右クリックをカチッと押し込むだけで、いつでもガードができました。
ガード状態のプレイヤーは敵モブからの近接攻撃、矢などの遠隔攻撃、 などの爆発によるダメージを50%軽減し、発生するノックバックを最小限に抑えます。
上記以外のダメージ、例えば落下ダメージや酸欠によるダメージ、空腹によるダメージなどは軽減できません。
また、今では考えられませんが、ガードに成功した時に剣の耐久値は消費されませんでした。
剣の耐久値が1でも残っていれば、何回でもガードができていたのです。
一応、ガード状態のプレイヤーは歩く速度がスニーク状態よりも遅くなるというデメリット(?)もありましたが、そんなものあって無いようなものです。
左クリックで攻撃し、右クリックで敵の攻撃をガードする。
当時の剣は攻守の両方を兼ね備えた、まさに至高とも言える武器でした。
しかし、剣のガード機能が実装されて4年半、冒頭でも触れたように、この機能は奇麗さっぱり削除されてしまいます。
その代わりに(と言うと少し語弊があるのですが)アイテムを両手で持てるようになり、片手に剣、片手に盾を持った、現実に即した戦闘スタイルが実現できるようになりました。
「剣でのガード」と「盾でのガード」は見た目こそ同じに見えますが、細かな部分で仕様が異なります。
剣は右クリックを押し込んだ瞬間にガード状態になりますが、盾は押し込んでから0.25秒後にガード状態になります。
また、剣でのガードはダメージを50%軽減しますが、盾でのガードはダメージを完全に軽減(ノーダメージに)します。
そして、剣でのガード時には剣の耐久値は消費しませんが、盾でのガード時には盾の耐久値を消費します。
差別化を図ることもできたであろう剣のガード機能を削除するに至った理由についてですが、1つは単純に「両手持ちの機能」と盾を使ってほしかったから、ということが挙げられるでしょう。
そしてもう1つ、こちらの方が大きな理由となっているのでしょうが、当時、剣には「攻撃を当てた直後にガード状態になれる」という不具合があったのです。
今の私はその理由を忘れていましたが、当時の私はしっかりと記事にしていました。
→ 【Minecraft】インベントリや利き手の仕様変更に関する更なる情報。そのほか、剣のガード機能が無くなるなど
それが単なる口実なのか、本当に修正が不可能だったからなのかは分かりませんが、かくして剣のガード機能は2016年2月29日、バージョン 1.9のリリースとともに削除されてしまったわけです。
ここからは余談というか補足というか。
以前のブログでも同じ記事を投稿していたのですが、コメント欄に「あれ、落下ダメージ軽減できなかったっけ?」というコメントがありました。
落下ダメージを剣のガードで防げるわけないだろ!と思われるかもしれませんが、実はベータバージョン 1.8.1までは、剣のガードで落下ダメージも軽減できていたのです。
通常であればプレイヤーは23ブロック以上の高さから落下すると死んでしまいますが、剣でガードしていれば42ブロックの高さまではギリギリ生きていられました。
どういう原理かは分かりませんが、剣でガードするだけでプレイヤーの身体が普段より丈夫になっていたわけです。
その後、正式版となるバージョン 1.0.0にて仕様が変更され、剣のガードでは落下ダメージを軽減できなくなりました。
一時的な仕様であり、バージョン 1.0.0からバージョン 1.8.9までの間は落下ダメージを軽減できていなかったわけですが、最初のイメージのまま記憶されていたのでしょうね。
情報元:
https://minecraft.fandom.com/wiki/Blocking
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